オンラインHDF

オンラインHDF

「第64回日本透析医学会学術集会に出席しました」

2019年7月3日

血液浄化関連学会最大の日本透析医学会学術集会・総会が、今年も6/28〜30の3日間、横浜のみなとみらいエリアにある“パシフィコ横浜”で開催されました。


医療関連学会の中でも最大規模の学会であり、海外や日本全国から約21,500名がこの横浜に集結しました。
私共の施設が4年程前から取り組んでいるオンラインHDFは、最近流行りのI-HDFを併用したハイブリッドオンラインHDFを全患者様に提供させていただいております。このアプローチの狙いは、オンラインHDFが得意としている透析効率を達成しつつ、I-HDFの利点を活用する方法です。これにより「血圧安定」「下肢攣り緩和」を図り、“透析って大変なんだよ”といった患者様のお辛い気持ちにお応えしたいという信念で続け、やっと今回発表に辿り着くことができました。演題のタイトルは、『オンラインHDF併用I-HDFは何をもたらすか?』です。
学会発表が初めての若手技士は、莫大なデータをこつこつ処理し、セカンドオサーの私に示してくれたときの感動とハイブリッドオンラインHDF法に対する確信は、今も忘れられません。その結果は、一般的なオンラインHDFに比べて私共の方法は、アルブミン保持と血圧安定に優れているという結果でした。どちらも患者様に取りまして大切な指標です。この結果を中心に、他の指標も比較して、優位な点、劣っている点、どうしたらその劣っている点を改善できるかについて発表させて頂きました。ずっと信じて続けて来たことを学会発表できたことは、感無量でございます。

他施設の演題では、ビッグデータを多角的に解析された坂下惠一郎先生グループの発表もあり、生命予後の観点からもオンラインHDFは、HDに比べて優れているというご発表もありました。このような発表もあり、これからも私共の施設では、自信を持ってオンラインHDFを提供させて頂きます。私自身も治療の場に多くのことをフィードバックしようと、他施設の発表にもたくさん質問して参りました。

また学会という場は、学び以外にも全国透析医療者との交流の場という側面もあります。これはFacebookやTwitterなどに代表されるSNSの普及により、加速していったのではないでしようか。私は、現状に満足する、つまり維持することは停滞・後退に等しいと考えています。そのために透析治療の情報を常に取得し、考え、専門知識のある方に相談してきました。それがSNSの普及により、良い透析を追求する同士が増え、大勢の方々とディスカッションできるようにもなっています。
今回の学会でも、昼は学び、夜は化学工学や人工臓器の分野でとても著名な先生をお招きした懇親会を企画開催し、全国の透析医療者が会に集い親睦を深めることもできました。
みずほ腎クリニックは、常に進化し続けます。全国の皆様、これからもみずほ腎クリニックをどうぞよろしくお願い致します。(斉藤)

新年のごあいさつ

2019年1月1日

新年あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を
いただき誠にありがとうございます。
スタッフ一丸となり全力を尽くしますので、
引き続きご支援いただきますよう
お願い申しあげます。
本年も変わらぬお引き立ての程
よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

エンドトキシン捕捉フィルター交換月間!

2018年9月29日

今月は透析装置に2本づつ設置されているエンドトキシン捕捉フィルターを全台交換しています。透析液は、透析室近くにある透析機械室に設置された大きな装置で電解質パウダーと透析用に精製された水で調合し、各透析装置に送液しています。この透析液にはいろいろな電解質や糖分が含まれており、汚れが発生しやすいマイナス面があります。


近年、治療に使用しているフィルターの高性能化により、フィルター内にある膜の孔が大きくなりました。膜の孔が大きいということは、今までの透析では取り除くことができなかった大きい尿毒素の除去も可能にします。その反面、身体に悪影響をもたらす毒素(細菌やエンドトキシン)が透析液中に存在していると、膜の孔から様々な大きさの毒素が血液側に入り込み、体内で悪さ(下記参照)を引き起こしてしまいます。
さらに積極的に体内に補充する『オンラインHDF』法は、直接体内に透析液を補充するため、透析液水質管理の徹底が透析施設に求められています。
私どもの施設では、透析機械室で最初に大きなエンドトキシン捕捉フィルターでしっかり透析液の汚れを取り除いてから各透析装置に送液し、さらにもう一度、各透析装置に設置されたエンドトキシン捕捉フィルターを通した状態で『オンラインHDF』を中心とした治療を最高なコンディションで提供しています。そのコンディションを維持させるためには、我々臨床工学技士が行う日頃からのメインテナンスも不可欠です。

透析液が細菌やエンドトキシンに汚染されていると
『短期合併症としては』
発熱
悪寒(寒気)
震え
消耗だるさ
血圧低下

『長期合併症としては』
動脈硬化の促進
筋肉の衰えの加速
老化が速まって寿命が短縮
骨・関節障害を来たし、痛みや運動制限の発生

今回は、エンドトキシン捕捉フィルターのお話でした。(斉藤)

1 / 612345...最後 »

ページトップ